抜歯即時埋入インプラント
抜歯即時埋入インプラントとは、抜歯後すぐにインプラントを埋入することです。従来のインプラントの術式は、歯の抜歯後に細菌感染を防ぎ、歯茎や骨が治癒するまで2~3ヶ月の期間を開ける必要がありました。しかし医療の進歩により抜歯後すぐにインプラントを埋入するのと、抜歯後に期間を設けてインプラントを埋入するのに、予後の差がないことが分かりました。
さらに治療期間が短く済むので、患者様の身体の負担が少ないのが特徴です。
しかしながら、すべてのインプラント治療に、抜歯即時埋入インプラントが適応できるわけではありません。
顎の骨が少ない方や、重度の歯周病の方はインプラントを支えることができないので、抜歯即時埋入がおこなえない場合もあります。
一定の条件を満たせば、抜歯即時埋入のインプラントがおこなえますので、気になる方はお気軽に当院まで一度ご相談ください。
このようなお口の中のお悩みはありませんか?
なるべく短い治療期間にしてほしい
早く歯を入れてほしい
身体の負担を減らしたい
手術の回数をできるだけ減らしたい
上記のような方に、抜歯即時埋入はおすすめです。
次に抜歯即時埋入インプラントのメリットを5つお伝えします。
抜歯後すぐにインプラントを埋入するので、治療期間が短縮されます。
従来のインプラント治療は2回外科手術をおこなう必要がありましたが、抜歯即時埋入インプラントは1回の外科手術で済みます。そのため抜歯即時埋入の場合は、数カ月も治療期間が短くなるのです。
外科手術が1回で済むので、患者様の身体への負担が少ないです。
どうしても外科手術は、歯肉の腫れや手術後は安静に過ごすなどの行動制限があるので、手術の回数が少なければその分の負担を軽減できます。さらに抜歯後すぐにインプラントを埋入するので、歯肉を切開しません。歯肉を切開すると、術後に腫れや痛みが出やすくなりますが、そういった心配もありません。
抜歯即時埋入だと、骨の吸収がおさえられます。
歯がない状態が続くと、少しずつ骨が吸収されていきます。しかし抜歯即時埋入は、すぐにインプラント体を埋入するので、骨の吸収がおこりにくいです。
歯がない状態が続くと、骨の吸収と一緒に歯肉も下がってしまいます。歯肉が退縮してしまうと、歯が長く見えてしまうなど審美性が悪くなってしまいます。しかし抜歯即時埋入であれば、歯肉が退縮せず良い状態が維持できます。
歯のない場所にインプラントを埋入する場合は、歯肉の切開や、骨の切削などの外科治療が必要です。しかし抜歯即時埋入は、抜歯後すぐに歯を入れるためそのような治療の必要がありません。歯肉の切開や、骨の切削に比べ、治療後の痛みが少ないです。
抜歯即時埋入インプラントは、通常のインプラント治療より感染リスクが高いためより専門知識を持った歯科医院でしか受けられません。
当院ではインプラント治療500例以上の経験豊富なドクターがインプラント術をおこないます。医院設備も充実しており、徹底した感染対策をおこなっているため安心してインプラント治療が受けられます。
抜歯即時埋入をするには、全身が健康な状態である、顎や骨の厚みが十分にあるなどの一定の条件があります。そのため患者様の状態によっては、適応できない場合もあります。
抜歯即時埋入を希望する方は、適応できるかどうかドクターが判断しますので、お気軽にご相談ください。
抜歯即時埋入は、抜歯した傷口が回復していない状態になるため、細菌感染のリスクが通常のインプラント術より上がってしまいます。
そのため当院ではインプラント専用の手術室を完備しており、口腔外バキュームや手術用空気洗浄機ユニットを備えるなど徹底した感染対策をおこなっております。患者様が安心して手術を受けられるよう努めています。
1
インプラントを埋入する場所に局所麻酔をおこない、抜歯をします。
通常のインプラント手術と異なり歯肉の切開をしないので、術後の痛みが少ないです。
2
埋入するインプラントの形に、専用のドリルで整え、必要があれば人口骨を使用します。
インプラント頭部に、キャップもしくは仮歯を装着して終了です。
3
インプラントと骨が結合するまでに3~6ヶ月かかるので、待ちます。
4
インプラントと骨が結合したか、装置を使って数値を確認します。
しっかり結合しているのが確認できたら、型取りをします。
完成した被せ物を調節して装着します。
これにて抜歯即時埋入術は終了です。
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